北九州市立美術館|2020年度コレクション展III
北九州市立美術館
2020年度コレクション展III 特集:野見山暁治
1.概要
2020年度コレクション展IIIでは、当年100歳を迎える現役洋画家 野見山暁治を特集します。
野見山暁治は、1920年、福岡県嘉穂郡穂波村(現 飯塚市)に生まれ、ボタ山など炭鉱地帯の
風景を見ながら育ちました。1952年、絵画研究のため渡仏します。同地に12年間滞在する間、
1956年にサロン・ドートンヌ会員となり、1958年、《岩上の人》で第2回安井賞を受賞するなど、
一躍、注目の新進画家となりました。帰国後は、東京藝術大学で後進の指導や、戦没画学生の
作品保存に尽力しながら、現在まで旺盛な創作活動を続けています。
当館にとって野見山は、地元福岡県出身の画家というだけでなく、1983年に野見山の初めての
回顧展を開催するなど、縁の深い作家です。百寿を記念して開催する本特集では、
当時の出品作も含め、パリ滞在中の1950年代の作品から近作まで、長きにわたる野見山の
画業を当館のコレクションより振り返ります。2020年度、新たに収蔵した油彩画や水墨画も
初公開し、野見山芸術の魅力に迫ります。
また、本特集に合わせて、福岡県出身の画家 北野万平の《野見山暁治像》(1940年頃)を
中心に、田淵安一、今西中通、高田博厚、駒井哲郎ら、野見山と交流があった美術家たちの
作品を紹介。
さらに、エドガー・ドガ《マネとマネ夫人像》、ピエール=オーギュスト・ルノワール《麦わら帽子を被った女》、
クロード・モネ《睡蓮、柳の反影》など、当館が誇る名品もあわせて展示します。
2.開催期間
2021年2月20日(土)~4月11日(日)
開館時間 9:30~17:30(入館は17:00まで)
休館日:毎週月曜日 ※ただし月曜日が祝日・振替休日の場合は開館し、翌火曜日が休館
3.会場
北九州市立美術館本館3Fコレクション展示室
4.主催等
主催:北九州市立美術館
5.観覧料
一般300(240)円、高大生200(160)円、小中生100(80)円
※( )内は20名以上の団体料金。
※北九州市、下関市、福岡市、熊本市、鹿児島市にお住まいで、65歳以上の方は、公的機関が発行した証明書を提示で観覧料90円。
※障害者手帳を提示の方は無料。
6.問い合わせ
北九州市立美術館 学芸員 山下 理恵
電話:093-882-7777 メールアドレス:yamashita@kmma.jp